生きている、ただそれだけで「大河の一滴」という映画を見ました。 2001年に公開された映画で、 五木寛之さんの原作「大河の一滴」を元に創られた映画です。 もともとがエッセイ集なので、ストーリーはオリジナルということでした。 本当に、とてもいい映画でした。 全てが全力で、ひとつの妥協も全く感じられませんでした。 役者さんたちの演技も全てが素晴らしく、 演技力はもちろんなのですが、全員の個性がぶつかって 輝きまくってました。 僕は映画について詳しくは全然ないので、 あまり多く語るべきではないと思うのですが 伝わってくる感動は、十分にありました。 内容に関しては、 テーマは「愛と死」ということだったのですが、 個人的に「大河の一滴」というタイトルから想像していたストーリーとは 全く異なるものでした。 ただ、始め見たときには主人公の女の人にはとにかく腹が立ちましたね。 なんだこいつは、と。 でも見ていくうちになんとなく解る気もしてきました。 ちなみに俳優さんが演じていた日本人の男の人にはかなり共感してました。 男ってこんなもんだよな、って。少なくとも俺はそうだなと。 まぁとにかく、現代人女性を描いているそうなので 女性のことがあまりよくわかってない僕にはよくわからんかったですね。 まぁ実際はそうともいえないんですけども、、、それはおいといて。 いやいや、むずかしい。 脚本家さんは男の人だったのですが、なるほどと思えるところは、多かったです。 あとはやっぱり、音楽が素晴らしい。 加古隆さん、すごい人ですね。 音楽の力は相変わらず感じさせていただきました。 とにかく、本当にいい映画だと思います。見たことがないっていう人は是非見てみてください! ひとつ問いを投げかけて、、それだけで無責任(といってはいけないのかもしれませんが)に終わっている映画が多いのですが、 この映画は、見終わった後に一つの答えがそれぞれの人に現れてくるようなものになっているのではないか、とそう思います。 いつもならここから自分の考えみたいなものに繋げて色々書いちゃうのですが、 今日はそれは僕の心の中にぼんやりと泳がせておくだけにします。 それでは、今日はこれで。。 人間は、 「生きている」 ただそれだけで、 値打ちがあると思うのです。(五木寛之) 僕も、 確かにそう思います。
by new-world-13
| 2006-05-26 05:18
| Days/日記のようなもの
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