流れ行く光に思いを乗せて...





今日は星が綺麗だった。

東京では星が見えないっていうけど

そんなことはない。

今日はいつもは見えない星がたくさん見えた。

スバルだって見えた。

今日はとにかく星が綺麗でした。

でも

なぜだかどの星も寂しさを隠せないようにも思えた。








こんな夜は、少し昔よく真夜中散歩したことを思いだす。

色々考え事をして、眠れなくて

家を飛び出して多摩川まで走っていったのを覚えてる。

いつも思うことだけど

夜の風は本当に優しい。





多摩川に辿り着いて、夜空を見上げた。

星は見えなかった。

川の向こうで

行き交う車の光が揺らいでいた

ビルの赤い光が寂しく点滅していた

僕はまた空を見上げた。

たぶん、泣いてたと思う。

確かにそこには世界が存在していたし

僕も間違いなくそこに立っていた。

それでも何かが足りなくて

何かを求めるように

川の流れを眺めていた。

たくさんの光が水面に揺れていた。

そんな景色を眺めながら

僕はその時いくつもの歌を口ずさんでいたと思う。

その時は

涙と一緒にメロディーが流れ出て止まらなかった。

僕は決して一人なんかじゃない、

そんなことはわかってた。

僕は本当に幸せだってことも

間違いなくわかってたんだ。

ただ、そんな、流れに身を任せてる光たちが羨ましくて

僕の全てもいっそ優しく洗い流して欲しかった。









そんな夜から

いったいどれだけの時を重ねてきたんだろう。

僕はあれから何か変われただろうか。

少しでも優しくなれただろうか。

誰かがどうしようもなく涙流す時

そばにいて全てを優しく洗い流すことができるだろうか。

あの、僕が見てた川の流れのように。












きっと今日は

そんなたくさんの光に混じって

夜空の星の光も

ゆったりとした川の流れに浮かんでるだろう。









世界中の人たちの思いが星になって

今日の星の光はどこか寂しげだった。








きっと明日は晴れ。

川の流れに乗せて

星の光よ、吹き行く風よ。


全てに、優しさを。
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by new-world-13 | 2005-11-08 04:01 | 流れ行く時代の中で。
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